Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。2007年発表、繊維状のグラスファイバーを組み合わせてシェードを形づくる、印象的な球体デザインの照明。

球体をベースにしながら、一般的なシェードとはひと味違う表情をみせる、Moooi(モーイ)の「Non Random D48」。細い繊維が複雑に重なり合うそのフォルムは、照明器具でありながら、オブジェのような存在感を放ちます。

2007年に発表されたこの照明を手がけたのは、オランダのデザイナー、Bertjan Pot(ベルトヤン・ポット)です。グラスファイバーを用いた独特の構造は、どのようにして生まれたのでしょうか。

今回は、Moooiというブランドの歴史から、デザインの背景、素材が生み出す質感、そしてインテリアへの取り入れ方まで、Non Random D48の特徴を掘り下げていきます。見た目の美しさだけでは語りきれない、デザイン照明ならではの面白さを探ってみましょう。

Moooiの歴史とNon Random D48が生まれるまで

Moooi(モーイ)公式HPサイト

2001年、オランダで誕生したMoooi

Moooi(モーイ)は、2001年にオランダで誕生したインテリアブランド。デザイナーのマルセル・ワンダースと、実業家のキャスパー・フィッサスによって設立されました。

ブランド名の由来は、オランダ語で「美しい」を意味する「mooi」。そこにもうひとつ「o」を加えた名前には、一般的な美しさにとどまらない、独自のデザインを追求する姿勢が感じられます。

家具や照明に、ちょっとした驚きを

Moooiの家具や照明を見ていると、どこか存在感を放つデザインが多いことに気づきます。シンプルに使いやすさを追求するだけでなく、思わず目を留めたくなるようなフォルムや、素材の使い方にもこだわっているのが特徴です。

例えば、Moooiのコレクションには、こんな面白さがあります。

  • オブジェのように空間の主役になるフォルム
  • 素材の特性を活かしたユニークな造形
  • ひとつ取り入れるだけで、部屋の印象が変わるデザイン

家具や照明は、毎日の暮らしに欠かせないもの。だからこそ、使うためだけではなく、眺める楽しさまで考えられているところがMoooiらしいところです。

Bertjan Potをはじめ、個性豊かなデザイナーと協働

Moooiは、創業者のマルセル・ワンダースだけでなく、さまざまなデザイナーと協力しながらコレクションを広げてきました。

その一人が、オランダを拠点に活動するBertjan Pot(ベルトヤン・ポット)です。素材の組み合わせや構造に着目し、実験的な発想を独特のデザインへと発展させてきたデザイナーとして知られています。

そんな彼がMoooiから発表した照明のひとつが、今回紹介するNon Randomです。

2007年に登場したNon Random

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。2007年発表、繊維状のグラスファイバーを組み合わせてシェードを形づくる、印象的な球体デザインの照明。

2007年に発表されたNon Randomは、繊維状の素材を組み合わせてシェードを形づくる、ひと目で印象に残る照明です。

特徴的なのは、複雑に絡み合っているように見える繊維の構造。実は、ランダムに素材を重ねているわけではありません。Non Randomは形状をあらかじめプログラムした機械的な工程によって製作されています。

ブランドが大切にしてきた独創的なデザインと、Bertjan Potの素材や構造に対する探究心。そのふたつが結びついて生まれたのがNon Randomです。


Bertjan Potの発想とNon Random D48の造形美

Bertjan Pot(ベルトヤン・ポット)Non Random D48 White ペンダントライト。1999年にMoooi(モーイ)から発表したRandom Lightで脚光を浴びたオランダ人デザイナー

素材への好奇心から生まれるデザイン

Bertjan Potのデザインを知るうえで、注目したいのが素材や構造に対する好奇心です。彼の作品づくりは素材を使った実験から始まることが多く、技術や構造、パターン、色彩への関心が特徴として紹介されています。

最初から完成形を決めるのではなく、素材を試すなかで新しい可能性を探っていく。そんなアプローチが、見慣れた家具や照明とは違うフォルムにつながっています。

球体なのに、ひと味違うシェード

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。球体をベースにしたシェードと、グラスファイバーの繊維が重なり合う立体的な網目模様が特徴のデザイン照明。

Non Random D48を見て、まず視線を惹きつけるのは球体をベースにしたシェードです。ただし、表面は一般的な布張りや金属板のように均一ではありません。細い繊維が幾重にも重なり、網目を思わせる立体的なパターンをつくり出しています。

シェードの輪郭はしっかり保ちながら、内部には視線が抜ける余地もある。この「形があるのに、詰まって見えない」という構造が、Non Randomらしい佇まいを生み出しています。

Random Lightとの違いは、形のつくり方

Non Randomを語るうえで欠かせないのが、Bertjan Potが手がけた「Random Light」との関係です。

どちらも繊維状の素材を使った照明ですが、形状をつくる工程に決定的な違いがあります。Random Lightが素材をランダムに巻き付けて形作るのに対し、Non Randomは機械によって計算された規則的なパターンで編み込まれています。

そのため『Non Random(ランダムではない)』という名前のとおり、一見複雑に見える網目の裏側には、緻密にプログラミングされた構造が隠されているのです。

グラスファイバーとエポキシ樹脂が生むフォルム

シェードには、グラスファイバーにエポキシ樹脂を組み合わせた素材が使われています。球体部分にこの素材を採用し、キャップにはアルミニウム、反射板にはアルマイト処理を施したアルミニウムを使用しています。

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。グラスファイバーにエポキシ樹脂を組み合わせた素材を使用し、繊維が重なり合う立体的な球体シェードが特徴のデザイン照明。

ここで大切なのは、素材が単なる表面の仕上げではなく、シェードの形状そのものを成立させる要素になっていることです。

繊維を組み合わせた構造だからこそ、一般的なシェードとは異なる網目状の表情が生まれます。素材の選択と造形が一体になっている点に、Bertjan Potのデザインらしさが表れています。

D48のサイズがつくる、ほどよい存在感

Non RandomにはD48とD71のサイズ展開があり、今回キミドリ東京が取り扱っている商品は、直径48cm、高さ54cmのモデルです。

球体を基調としたシェードは、直径だけでなく高さもあるため、平面的な照明とは違った立体感が生まれます。一方で、表面が網目状になっていることで、輪郭の大きさに対して視覚的な抜けも感じられます。

ダイニングテーブルの上なら空間の中心をつくりやすく、リビングでは家具の上に浮かぶオブジェのような役割も担います。サイズの数字だけではわからない、立体的なフォルムと余白のバランスがD48の見どころです。

ホワイトカラーと光が生み出す照明表現

白いシェードだからこそ際立つ、繊維のフォルム

Non Random D48 Whiteの大きな見どころは、緻密な網目構造とクリーンなホワイトカラーの融合にあります。

色彩による主張を抑えることで、シェードの美しく交差する繊維や繊細な輪郭そのものが際立ちます。一般的な平面の白い照明にはない、表面の立体的な凹凸が生み出す豊かな表情が楽しめます。

点灯していない時間も、インテリアの一部に

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。点灯していない時間もインテリアの一部として楽しめる、白いグラスファイバー製の球体シェードが特徴のデザイン照明。

照明というと、つい明かりをつけたときの性能に注目しがちです。しかし、ペンダントライトは消灯している時間も長く、日中は家具やオブジェと同じように空間の景色をつくります。

Non Random D48は、光源を点灯していなくても、シェードの立体的なフォルムや繊維のパターンが空間を引き締めます。

  • 白い壁に合わせれば、輪郭の陰影がさりげなく際立つ
  • 木製家具と組み合わせれば、異なる素材の質感が引き立つ
  • シンプルな空間に取り入れれば、照明そのものがアクセントになる

明るさだけではなく、消灯時の佇まいまで含めて選びたくなる照明です。

繊維の重なりがつくる光と影

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。グラスファイバーの繊維の重なりがつくる光と影が美しい、立体的な球体シェードが特徴のデザイン照明。

表面は均一な面ではなく、細かな隙間や凹凸を持っています。光が当たると、こうした構造によって明暗の差が生まれ、シェードの立体感が視覚的に伝わります。

ただし、実際の光の広がり方や影の出方は、使用する電球や周囲の環境によって変わります。シェードの見た目だけで照明の明るさを判断するのではなく、部屋全体をどのように照らしたいかも考えておきたいところです。

木や金属など、周囲の素材との組み合わせ

白いNon Random D48は、周囲の素材を選びすぎない点も強みです。特に、木材や石、金属など、質感の異なる素材と組み合わせると、シェードの繊細な構造が引き立ちます。

例えば、オーク材のダイニングテーブルと合わせれば、木の穏やかな木目に対して、繊維がつくる細かなパターンがアクセントになります。一方、ガラスや金属を使った家具と組み合わせると、空間に軽快で現代的な印象を加えられます。

色を増やすのではなく、素材の違いによって変化をつける。そんなインテリアづくりにも向いている照明です。

白い照明を選ぶときに意識したいこと

シェードの見た目だけで明るさを判断せず、空間全体の配光バランスを見極める視点が欠かせません。Non Random D48をコーディネートする際は、以下の視点を取り入れると空間全体の統一感が生まれます。

  • 白を基調とした空間: 壁や天井と同化させつつ、網目から漏れる繊細な陰影を際立たせる構成が有効。
  • 木の家具が中心の空間: 異素材のコントラストを活かすことで、空間に心地よいアクセントを。
  • 濃い色の家具を使った空間: 白いシェードを視線が集まるアイキャッチとして機能させると空間が引き締まる。

照明単体で完結させるのではなく、お部屋全体の配色やマテリアルとの相互作用を考慮することが、Non Random本来の造形美を引き出す鍵と言えます。


Non Random D48を取り入れるインテリアコーディネート

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライトを取り入れたインテリアコーディネート。白い球体シェードが木製家具やモダンな空間に調和するデザイン照明。

ダイニングでは、テーブルの上に視線を集める

Non Random D48のレイアウトとして、第一候補に挙げられるのがダイニングエリアです。直径48cmの球体シェードは、テーブル中央に配するだけで自然と視線を惹きつけ、食卓に象徴的な表情を与えてくれます。

特に木製テーブルやシンプルなデザイン家具との相性は抜群です。水平ラインが強調されがちなダイニングセットに対し、繊細な編み込みの球体フォルムが豊かな立体感を生み出します。

なお、ペンダントライトの吊り下げ高は、着席時の視線や卓上全体の広がりを踏まえて決定しましょう。低すぎると視界を遮る恐れがあるため、快適性と審美性を両立する配置が求められます。

リビングでは、空間を彩るオブジェのように

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライトを取り入れたインテリアコーディネート。白い球体シェードが木製家具やモダンな空間に調和するデザイン照明。

リビングに取り入れるなら、ソファまわりや部屋の中央など、自然と目が向く位置に配置する方法があります。Non Random D48はシェード自体に立体的な表情があるため、家具や小物をたくさん並べなくても空間に変化をつけられます。

例えば、ローソファやローテーブルを中心にした落ち着いたリビング。家具の高さを抑えた空間に球体の照明を吊るすと、視線が上方向にも広がり、インテリア全体にメリハリが生まれます。

ただし、リビング全体を十分に明るくできるかどうかは、電球の明るさや部屋の広さによって異なります。必要に応じてフロアランプやテーブルランプを組み合わせると、用途に合わせた照明計画を立てやすくなります。

木製家具と合わせて、素材のコントラストを楽しむ

ホワイトカラーのNon Random D48は、木の質感を活かしたインテリアにもよく馴染みます。オークやウォールナットなど、木目の表情がある家具と組み合わせると、自然素材の落ち着きとシェードの繊細な構造が対照的に映ります。

組み合わせる家具によって、空間の方向性も変わります。

  • 明るいオーク材: 軽やかで開放感のある北欧テイストに
  • 濃いウォールナット材: 白いシェードとの色の対比を楽しむ落ち着いた空間に
  • ラタンやリネン: 素材の重なりを活かした、自然体のインテリアに

素材を増やしすぎず、木・布・照明というように質感の違いを意識すると、それぞれの持ち味が引き立ちます。

モダンな空間に、柔らかな表情を加える

コンクリートやガラス、金属で構築されたモダンインテリアでは、直線的で硬質な素材が強調されがちです。そこにNon Random D48を投入することで、球体のフォルムと幾何学的な網目パターンが空間の緊張感を和らげ、洗練された変化を生み出します。

ここでは、周囲の装飾を最小限に抑えるレイアウトが大きな効果を発揮します。プロダクト自体のシルエットを存分に堪能できるよう、適度な余白を残して配置することを推奨します。

家具やアートとのバランスを考える

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。家具やアートとのバランスを考えたインテリアコーディネートに映える、白い球体シェードと繊維が織りなす立体的なデザイン照明。

Non Random D48は、照明としての役割に加え、インテリアの視線を集める要素にもなります。そのため、同じ空間にデザイン性の高い家具やアートを置く場合は、それぞれの見せ場を整理することが大切です。

例えば、大きなアートを壁に飾るなら、照明はその作品と重なって見えない位置に配置する。存在感のあるソファを中心にするなら、照明の高さや位置を調整し、視線が自然に流れるようにする。こうした工夫で、個性的なアイテム同士を無理なく共存させられます。

1灯で見せるか、ほかの照明と組み合わせるか

Non Random D48を主役として見せるなら、周囲の照明を控えめにしてシェードの存在感を際立たせる方法があります。一方、実用的な明るさを確保したい場合は、複数の照明を組み合わせるのも有効です。

組み合わせ空間づくりのポイント
フロアランプソファまわりに落ち着いた明かりを加える
テーブルランプ棚やサイドテーブルに小さな光のアクセントをつくる
ダウンライト部屋全体の明るさを補う
間接照明壁や天井に明暗をつくり、空間に奥行きを出す

照明を複数使う場合は、すべてを同じ明るさにそろえる必要はありません。場所ごとに役割を分けることで、Non Random D48のデザインを楽しみながら、過ごし方に合わせた光の環境を整えられます。


他ブランドの名作照明と合わせる多層照明テクニック

「Non Random D48」の魅力を最大限に生かすには、天井からの全般照明に留まらず、高低差や素材感の異なるスタンドライトを配置する「多層照明(光のレイヤー)」の手法が大きな効果を発揮します。

今回は、キミドリ東京買取商品から相性抜群な2つの名作照明をご紹介します。


1. FLOS(フロス)「SPUN LIGHT F」

FLOS(フロス)SPUN LIGHT F フロアランプ。アルミニウム製の光沢ブラックの円筒形シェードとホワイト内面が、柔らかな光を広げるモダンな照明。

〜洗練されたモダン空間をつくる、異素材のコントラスト〜

  • 特徴: アルミニウム製の光沢ブラック円筒形シェードとホワイトの内面を持ち、柔らかな光を広げる静かな存在感のフロアランプです。
  • コーディネート理由:
    • 光の立体感(多層照明): ペンダントライト(高所)とフロアランプ(低〜中高所)を組み合わせることで、空間全体に奥行きと立体感が生まれます。
    • デザインの質感対比: Non Random D48の繊細な網目模様に対し、SPUN LIGHT Fの滑らかなアルミの質感と美しい曲線・円筒フォルムが適度な緊張感を与え、空間を現代的でスタイリッシュに引き締めます。

2. MUUTO(ムート)「PULL FLOOR LAMP」

MUUTO(ムート)PULL FLOOR LAMP(プルフロアランプ)のリビング照明。オーク材の支柱と布張りシェードが明るい木製家具に調和する北欧ナチュラルな空間。

〜温もりと柔らかな質感をプラスする北欧ナチュラル〜

  • 特徴: オーク材の支柱と布張りシェードを組み合わせた、高さを変えて楽しめる北欧デザインのフロアランプです。
  • コーディネート理由:
    • テクスチャーの調和: Non Random D48の編み込みテクスチャーと、PULL FLOOR LAMPのオーク材や布シェードという自然素材の風合いが美しく調和します。
    • 柔軟な明暗調整: シェードの高さを変えられるため、ソファ脇や部屋のコーナーなど、手元や暗がりになりやすい場所に優しく明かりを足すことができます。

主役の「Non Random D48」に、モダンなFLOS「SPUN LIGHT F」 や温かみのあるMUUTO「PULL FLOOR LAMP」 を添えることで、単一の照明では表現できない豊かで上質なインテリア空間が完成します。


Non Random D48のサイズと設置バランス

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。直径48cm、高さ54cmの球体シェードが特徴で、天井高やダイニングテーブルとのバランスを考えた設置イメージ。

直径48cm、高さ54cmのシェードがつくる存在感

Non Random D48のシェードは、直径48cm、高さ54cm。数字だけを見ると大きすぎない印象ですが、球体をベースにした立体的なフォルムには、しっかりとした存在感があります。

一般的な円筒形や平たいシェードとは違い、上下方向にもボリュームがあるため、空間に奥行きを加えやすいのが特徴です。一方、この格子構造には視線が抜ける部分もあり、シェードの大きさがそのまま重たい印象につながるわけではありません。

サイズ選びでは、部屋全体とのバランスを見る

ペンダントライトを選ぶ際は、照明自体の寸法だけでなく、お部屋の坪数や周囲の家具とのスケール感を可視化することが欠かせません。設置場所を検討する際は、以下の確認ポイントを押さえておくとスムーズです。

  • ダイニングテーブル:天板の幅・奥行きに対してシェードが過大に見えないか
  • リビング:ソファやローテーブルとの位置関係に圧迫感がないか
  • 天井高:吊り下げた際に視界や動線を妨げないか
  • 周囲の視線:照明のシルエットを美しく見せる背景が確保できているか

直径48cmというサイズは、空間の主役として十分な存在感を持っています。床からの見上げだけでなく、アプローチ動線やソファからの目線など、多角的な視点からレイアウトを計画すると失敗がありません。

コード長を活かして、吊り下げ位置を調整する

Non Random D48のコード長は約400cmで、取付時の全高は約76.5〜451.5cmです。天井の高さや設置場所に応じて吊り下げ位置を調整できる仕様になっています。

ダイニングではテーブルとの距離、リビングでは人の動線や視界を意識して高さを決めると、見た目と使いやすさを両立しやすくなります。

ただし、実際に設定できる高さは、天井の取付条件や器具の仕様によって異なります。記載されている全高をそのまま設置可能な範囲と決めつけず、現場の施工条件や天井高に沿った事前確認が欠かせません。

ダイニングでは、テーブルと照明の距離がポイント

ダイニングテーブルの上に吊るす場合、照明の高さによって食事中の視界や空間の印象が変わります。

低めに配置するとテーブルまわりにまとまりが生まれ、高めに吊るすと部屋全体とのつながりを感じやすくなります。ただし、低すぎると向かい合う人の視界を遮ることがあり、高すぎるとテーブル上の照明としての存在感が弱まる場合もあります。

テーブルの大きさや椅子の高さ、座ったときの目線を踏まえながら調整してみましょう。

シェードの形を引き立てる余白をつくる

Non Random D48は、繊維がつくる複雑なパターンそのものがデザインの見どころです。そのため、周囲に物を詰め込みすぎず、シェードの輪郭がきれいに見える余白を確保すると、造形をより楽しめます。

特に、背後に細かな模様の壁紙や装飾の多い家具がある場合は、シェードのパターンと視覚的に重なり、形状がわかりにくくなることもあります。シンプルな壁や天井を背景にすると、繊維のラインが際立ちやすくなります。

照明の位置を決める際は、真下からの見え方だけでなく、部屋の入口やソファに座った位置からの眺めも意識してみてください。


Non Randomの隠れた主役。コード部分の全容

本体シェードと完璧にリンクする「ミニチュア・デザイン」

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。コードの途中に設けられた球体状のパーツが特徴的な、白いグラスファイバーシェードのデザイン照明。

最大の魅力は、その優れたビジュアルのトータルコーディネートです。
このコード途中の球体パーツは、メインである「Non Random」の丸いフォルムと完全にデザインがリンクしています。

下から見上げたときに、大きな球体(本体)へと繋がるストーリー性がコード自体に生まれ、照明全体がひとつの「空間アート」として完成します。パーツひとつにまで妥協しない、デザイナーのBertjan Pot(ベルトヤン・ポット)の美学が宿るポイントです。

余ったコードを美しく処理する機能美

新品のNon Randomは、どんな高い天井(吹き抜けなど)にも対応できるよう、コード長が約400cmと非常に長く作られています。日本の一般的な住宅で吊るす場合、多くのコードが余ってしまいます。

この球体パーツは、余ったコードを内部にすっきりと巻き取って収納できる構造を兼ね備えています。
外側にコード巻き取り具を後付けする必要がないため、シルエットの美しさを1ミリも損なうことなく、理想の高さにセッティング可能です。

ソケットと電球をスマートに隠す「機能美」

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。トップキャップが電球のソケット部分を上から包み込む、滑らかな一体型デザインと繊維状の球体シェードが特徴。

ペンダントライトの多くは、シェード内部のソケットや電球の根元が露出してしまい、生活感が見えてしまうことがあります。

Non Randomのトップキャップは、電球のソケット部分を上からすっぽりと包み込む、滑らかな一体型デザイン。
お写真のように、点灯時でもソケットの影や無骨な配線パーツが外に一切響きません。ただ純粋に「美しい光の球体」だけが空間に浮かび上がっているかのような錯覚を与えてくれます。

また、このキャップがあることで、光が上部に無駄に漏れるのを防ぐ役割も果たしています。

まぶしさを抑えつつ、光の焦点をしっかりと下方向(ダイニングテーブルや床面)へと導く、まさに「光のコントロールセンター」です。この実用的な設計があるからこそ、アートピースのようでありながら、日常の暮らしに溶け込む実用的な明かりが実現しています。


よくある質問(FAQ)

FAQ

【販売・ご購入に関するご質問】

エポキシ樹脂加工されたグラスファイバーシェードのお手入れ方法は?

柔らかい乾いた布での乾拭きやモップでホコリを払うお手入れが基本となります。

本体重量約1.0kgと非常に軽量ですが、天井への取り付けは簡単ですか?

重量が約1.0kgと軽量なため、一般的な天井配線器具に負担をかけず安全に取り付け可能です。

Moooi(モーイ)の正規品(本物)であるか確認するポイントは?

天井カバー内部やソケット部分のブランド表記ラベルや、編み込みの仕上げ精度で確認できます。

Moooi(モーイ)Non Random D48 White ペンダントライト。2007年発表、繊維状のグラスファイバーを組み合わせてシェードを形づくる、印象的な球体デザインの照明。

【買取・お買い替えに関するご質問】

年数が経過したMoooi(モーイ)の照明でも買い取ってもらえますか?

はい、高価買取が可能です。Moooiなどの有名デザイナーズ照明は10年ルールの例外となり古くても高く評価されます。

シェードのグラスファイバーに薄いホコリやスレ汚れがあっても売れますか?

はい、買取可能です。軽微な汚れであればクリーニング対応できるため、そのままの状態でご相談ください。

電球が切れている状態や、電球が付いていなくても買取できますか?

はい、点滅動作確認を行わせていただき、本体に問題がなければ問題なくお買取いたします。

シェードに一部ほつれや僅かな歪みがある場合でも査定できますか?

はい、査定可能です。人気デザイナーズ照明のため、状態を考慮したうえで最善の価格をご提示します。

買取について

買取に関するご案内

買取時のチェックポイント

Moooi(モーイ)のNon Random D48 Whiteは、独特の球体シェードとグラスファイバーの繊細な構造が特徴のデザイン照明です。買取査定では、ブランドやモデルの確認に加え、シェードの状態や付属パーツ、電気系統などもチェックします。

主な確認ポイントは以下のとおりです。

  • シェードの状態: グラスファイバーの割れや欠け、変形、目立つ汚れがないか
  • トップキャップ・天井カバー: アルミニウム製パーツの傷やへこみ、塗装の状態
  • コードの状態: 断線や被覆の傷み、コードの変色がないか
  • 電気系統: ソケット部分の破損や接触不良がなく、正常に点灯するか
  • ブランド・モデルの確認: Moooiの製品ラベルやモデル名、仕様を確認できるか
  • 付属品の有無: 取扱説明書や関連パーツなどがそろっているか

Non Random D48は、繊維が重なり合うシェードの造形が大きな特徴です。一般的な照明とは構造が異なるため、外観だけでなく、各パーツの状態も丁寧に確認することが大切です。

当店では、ブランドやモデルの特性を踏まえながら、デザイン性やコンディションなどを総合的に評価し、査定を行っています。


まとめ

Moooiの「Non Random D48 White」は、Bertjan Potの素材や構造に対する探究心が形になったデザイン照明です。白いカラーによって、複雑な構造を持ちながらも、さまざまなインテリアに取り入れやすい佇まいをみせます。

ダイニングではテーブル上のアクセントに、リビングではオブジェのような存在として。
家具との組み合わせや吊り下げ位置によって、空間の印象も変わってきます。

照明を選ぶときは、明るさだけでなく、素材や造形、消灯時の姿にも目を向けてみてください。Non Random D48は、日々の暮らしのなかでデザインを楽しむという選択肢を、あらためて考えさせてくれる照明です。


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