フミヤの世界会議「知る事が全てとは言わないけど知らないより良い」
どうもフミヤです。
先日玉野まで車を飛ばして古本屋へ行ってきました。
本を買いに玉野まで行くんですから
休日は本当に時間を持て余してます。
晴れてる日は常にビールを飲みたい。
この日は特に快晴でした。
とにかくビール飲みたかった記憶だけ鮮明に残ってます。
普段こんな長い一本道を通る事が無いので新鮮です。
夏本番って感じの暑さでしたがそんなのどうでも良くなります。
この写真の位置は大体渋川と大体瀬戸大橋の間くらいの道中。
こんな素晴らしい景色があるのは知らなかった。
彼女できたらここ通ろう。
いいもの食べたり、いい景色見たりすると最初に考えてる事大体そんな事です。
つらい。
それはさておき
風もめちゃくちゃ気持ちいい。
自然感じるってこういう事か〜なんてちょっと恥ずかしい事すら考えてしまいます。
でもそのなんとも言えない優越感。
最高の休日になりました。
羨ましいと感じたのは、LOLI POP聴きながらビール片手に釣りしてる人たちもいてまじで羨ましかったです。
いや羨ましいというか、僕より充実してる感じがなんか悔しかったです。
あと、もうだいぶ経つ金曜ロードショーで見たスタンドバイミーのLOLIPOPが未だ頭から離れずビールと結びついてしまう事。
もうこの先切っても切れないです。
景色は置いといて今回は古本屋がメイン。
2冊程購入しました。
普段ほとんど本を買う事がないのでめちゃくちゃ新鮮。
普段あまり買わないからこそやっぱり厳選していきたい。
今回はこの2冊を買うことに。
小説で読むとしたら大体伊藤幸太郎さんのものが多いので、作者が変わればまた違う世界観を楽しめます。
缶ビールのロマンス。
正直タイトルで買いました。頭の中にビールというパワーワードがあったに違いないです。
小説の中にはいくつもタイトルがあって、まだ読んでる途中ですが話が繋がっているような感じではないです。
短編でいくつものストーリーが展開されています。
2タイトル程読みましたが、いつもその後はどうなっていくんだ。。。みたいなところで話が終わっていきます。
ちなみに最初のタイトルで「粉雪がつらく降る訳」という内容があります。
最終的に男性が浮気現場を結婚相手に見られて変な空気が流れ、男性が窓をそっと眺めて話が終わってしまうという。
いやそっからどうなるん!?
みたいに気になる場面で終わる事が多い小説です。もちろん次のタイトルの内容も気になるところで終わりました。
でもこの小説の楽しい所は想像しやすい内容で書かれており情景をしっかりと把握できるのでページをめくりたくなってしまう所。
その後の展開はおそらく各々で想像してみて下さい。みたいなスタンスなのかもしれません。
浮気現場目撃なんてもう沼しか想像できなかったので寝る前に少し重い気持ちのまま眠りにつきました。
ただ出てくる主人公やヒロインの言葉づかいがとても綺麗です。
大正ロマンのような、なんというか。こんなクールな人間になりたいと思ってしまいます。電話の会話一つとってもなんかクール。
言葉の選択って本当に大事な事なんだなと改めて感じさせられます。
次に「鬼は逃げる」
詩集です。
些細なというか些細な事すぎるような誌が書かれています。
でも刺さる。
緊張した時、誰かに会うとき、会社に行く前、仕事終わりに、などなどいろんな場面で少し余分な時間が空いてる時にこの一冊の適当な詩集を読む。
関係無いようなことでも気持ちをリセットできたり、集中させてくれたり、なにかと不思議な本だなと感じます。
お店のオーナーさんにずっと持っていたくなる本はありますか?って聞くとこの本を紹介されました。
ビジネス系などの本を読むことももちろん大事です。必要なことではあります。
けれどもいろんな感情を知って考える事もまた需要な事だと感じます。
そんな些細で繊細で普段というか子供のころにしか考えてなかったあんな内容やこんな内容をしっかりと書いてくれている本です。
1冊持っておいて損はないです。今ではなぜか欠かせない本になっています。
本を知れた事に感謝ですね。
実際にタイトルだけに惹かれて買ってしまい、寝る前に浮気の話を読んでしまって複雑な気持ちにはなりました。
しかし、内容以外に言葉のチョイスであったり、想像させてくる書き方であったり、”本だからこそ刺さるものがあったり”
今まで知らなかったこと、知ろうとしてなかったことを肌間で感じて合理的に考えてみれば知らなくてもいい事なのかもしれません。
ただ結果的に客観視して本を見る事ができ、興味をそそるポイントがたくさん潜んでいました。
知る事が全てとは言わないけど知らないより良い。
好奇心ってやっぱ大事です。
では。