こんにちは!今日はイタリアを代表する家具ブランド「Cassina(カッシーナ)が誇るアイコン的なチェア、カッシーナ 412 CAB(キャブチェア)の魅力をたっぷりとご紹介します。

【名作家具】Cassina 412 CAB(キャブチェア)とは? 〜デザインと歴史、魅力を徹底解説〜
1. カッシーナ(Cassina)とは?
**Cassina(カッシーナ)**は、1927年にイタリア・メーダで創業された高級家具ブランド。
モダンデザインの先駆者として知られ、ル・コルビュジエ、シャルロット・ペリアン、フランク・ロイド・ライト、マリオ・ベリーニなど、数多くの著名デザイナーとコラボレーションしています。
1950年代以降、工業生産とクラフツマンシップを融合させた家具づくりで国際的な評価を獲得。現在もイタリアン・モダンデザインの象徴として世界中で愛されています。
2. 412 CAB(キャブチェア)とは?
■ デザイナー
マリオ・ベリーニ(Mario Bellini)
- イタリアの建築家・デザイナー
- 1935年生まれ
- オリベッティ、B&B Italia、カッシーナなどで数々の名作を手がける
- MoMA(ニューヨーク近代美術館)に彼の作品は数多く収蔵されている
■ 発表年
1977年(Cassinaより発売)
■ コンセプトと特徴
412 CABチェアは、「椅子に服を着せる」という革新的な発想から生まれました。
- フレームに革を被せる構造で、座面・背面・脚までオールレザー仕上げ
- 革はジッパーで取り付けられており、まるで「着せ替え」のような作り
- 高級感ある見た目と、身体を包み込むようなフィット感が魅力
- クッション材を使わず、革そのものの張力と柔らかさで快適な座り心地を実現
3. 素材とディテール
- 構造体:スティールフレーム
- 外装:サドルレザー(厚革)
- 仕上げ:手作業で仕上げられるステッチやエッジ処理
- カラー:ブラック、ブラウン、ナチュラル、レッドなど多数展開
- 脚先:床を傷つけない保護材付き
4. なぜCABチェアは名作と呼ばれるのか?
- 革と構造の融合:家具とファッションの境界を超えたデザイン
- タイムレスな美しさ:1970年代のデザインにもかかわらず、現代空間にも違和感なく調和
- 耐久性とメンテナンス性:上質なレザーが長く使える/リカバリーも可能
- ミュージアムピース:MoMAをはじめとした美術館にも収蔵されている
🌟私がCABチェアをお勧めする理由
Cassina 412 CABは、ただの椅子ではなく、「クラフト」「建築」「革新」の詰まった芸術品とも言える存在です。全体がレザーで覆われてるため光の当たり方や経年変化によってその表情が変わるのも魅力。シンプルなフォルムなのに、どんな空間にも圧倒的な存在感を放ちます。
レザーの経年変化を楽しみながら、長く付き合える逸品。家具は単なる道具ではなく、生活や価値観を映す鏡のようなもの。
だからこそ、使うたびに心が豊かになるものを選びたい。CABチェアは、そんな思いに応えてくれる逸品です。上質なライフスタイルを目指す方に、キミドリ東京がぜひおすすめしたい一脚です。