
今回は、なかなか手に入れることが難しいイギリスの名門ブランド「Ercol(アーコール)」を代表する名作チェア、クエーカーチェア(Quaker Chair)についてじっくりとご紹介します!

🌳 アーコール(Ercol)とは?
1920年、イタリア出身のルシアン・エルコラーニ(Lucian Ercolani)が設立したイギリス・ハイ・ウィルコムの老舗家具メーカーが戦時中には蒸気曲げ木技術で大量にウィンザーチェアを生産し、ポスト戦後のモダンでシンプルな家具スタイルを牽引しました 。
Ercolが目指したのは「高品質×実用性×上質なデザイン」。今日でも伝統技術を活かし、長く使える家具作りを続けています 。
🪑 クエーカーチェアってどんな椅子?
由来と名前の意味
クエーカーチェアのルーツは、Ercolが1943年に開発した蒸気曲げ技術による「4a Windsor Kitchen Chair」(ウィンザーキッチンチェア)。そこから背を高く、弓形にアレンジしたのが“Quaker”(クエーカー)=清教徒風のデザインチェアです。
名称には清教徒(Quaker)の質素で誠実なイメージが込められており、直線と曲線を調和させた佇まいは、まさにその精神を反映しています。
🎨 デザインの魅力と空間への溶け込み力
クエーカーチェアの魅力は、何といっても“高く伸びる美しい背もたれ”と“エレガントながら武骨でない”凜とした雰囲気。クラシックな佇まいが、北欧、和モダン、ミッドセンチュリーなど幅広いインテリアに調和します 。
ヴィンテージ特有の風合いは、ひとつ置くだけで絵になる存在感。年代の味を楽しむのも醍醐味です。
🌟私がクエーカーチェアをお勧めする理由
クェーカーチェアは、Ercolの「蒸気曲げウィンザースタイル」の真髄を感じさせる名作。清教徒的質素さと上質な職人技が合わさり、背すらも個性として成立しています。ヴィンテージ品では、約100年の技術と歴史が染み出し、その佇まいは他に代え難い存在感です。現行品はその精神をモダンに届けるもので、末長く使える信頼感があります。「椅子ひとつで部屋の顔が変わる」、そんな魔法をかけてくれるのが、アーコールのクェーカーチェア。
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