
カリモク60の「Kチェア」に使用される「モケット」は、1960年代の日本の公共交通機関のシート素材から着想を得た、独特の風合いと高い耐久性を持つファブリックです。その中でも「モケットグリーン」は、特に人気のあるバリエーションです。カリモク60の「Kチェア モケット」がなぜこれほどまでに人気なのか──それは「デザイン」「素材」「歴史」「ブランドイメージ」など、いくつもの要素が絡み合って生まれる“文化的プロダクト”としての魅力にあります。

🪑 1. 時代を超えて愛されるミッドセンチュリーデザイン
Kチェアは1962年に誕生した、まさに日本のミッドセンチュリーデザインの代表格です。直線的でシンプルな木製アーム、軽快なシルエットは当時の欧米モダンデザインの影響を受けながら、日本の住宅事情に合うようコンパクトに設計されました。
- 直線的で軽快なフォルム:圧迫感がなく、日本の狭い住宅でも調和しやすい。
- どの世代でも受け入れやすい普遍性:ヴィンテージでもモダンでも合わせやすい。
🌱 2. モケット生地の美しさと耐久性
「モケット」とは、ベルベットのような起毛生地。かつては電車やバスなど公共交通機関の座席にも採用されていたほど、摩耗に強く、発色が美しいのが特徴です。
- 高級感とレトロ感を両立:光の角度で色の表情が変わる、深みのあるグリーン
- 高耐久で長持ち:何年使ってもへたりにくく、毛羽立ちも少ない。
- 使い込むことで風合いが増す:経年変化を楽しむ“育てる家具”。
🧱 3. 作りの良さ(安心の日本製)
Kチェアは愛知県のカリモク本社工場で製造されており、すべて職人の手による組立・検品が行われています。
- 無垢のラバートリー材のフレーム:木目も美しく、耐久性に優れる。
- ボルト留め構造:自分で組み立て・分解ができる=引っ越し時にも便利。
- 修理・部品交換可能:背もたれや座面だけのパーツ交換も可能で、何十年と使い続けられる。
📜 4. ブランドとストーリー性
カリモク60(ロクマル)は、カリモク家具が“日本のいい家具を再発見する”というコンセプトで2002年に立ち上げたブランド。単なる復刻ではなく、「60年代の価値観を今に活かす」という思想が込められています。
- ストーリーのあるモノ選びをしたい人に刺さる。
- カフェやショップでの採用多数:デザイン感度の高い人たちに人気。
🌟私がKチェアをお勧めする理由
Kチェア・モケットは他の家具とも合わせやすく、北欧、ナチュラル、インダストリアル、ヴィンテージ、和モダンなど、さまざまなインテリアスタイルとマッチします。
実際に触れてみると一層魅力が伝わってくる家具です。特にモケット生地の「触感」と「光の反射による色の変化」は、画像や言葉では完全には伝えきれません。気になったら、ぜひキミドリ東京で座ってみてください。