テクニクス( Technics )は、パナソニックホールディングス(旧・松下電器産業)の高級音響機器向けブランド。ブランド名の由来は、原音を忠実に再生する「テクノロジー」に基づく造語で、ハイクオリティな音づくりにこだわる思いを象徴したものになっている。テクニクスの創設中心メンバーは、1954年に発売されたナショナルブランドのスピーカー「8P-W1」の開発者である阪本楢次。「8P-W1」は、のちに「げんこつ」の愛称で親しまれる傑作モデルで、これは輸出用に初めて「Pana Sonic」商標が用いられたスピーカーであり、当時としては驚異的な特性の見事さで注目された名機だった。こうした優秀なエンジニアを中心に、1965年、テクニクスの第一作が発売された。ペットネーム「Technics 1」のスピーカー「SB-1204」。これは12cmウーファーの「12PL50」と「5HH17」の組み合わせによる小型システムで、オーディオ評論家 池田圭などに賞賛され大ヒットに繋がった。1980年代以降はレコードプレイヤーのTechnics SL-1200シリーズが、クラブDJ用機材としてデファクトスタンダードとなった。2000年代に入り、TechnicsブランドはクラブDJ向け製品のみに存続していたが、Technicsの全ての製品は2010年10月をもって生産終了となり、Technicsブランドは一旦休止するも、2014年にパナソニックは高級オーディオ機器ブランドとして4年ぶりにTechnicsの再展開を発表。1965年の発売以来数十年にわたり、オーディオマニアから一般ユーザーまで、実にさまざまな人々に愛され続けているブランドである。

※情報はWikipediaより抜粋

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